第43回横浜市招待国際ピアノ演奏会

主催・共催公演

会場を小ホールから大ホールに移し、装いを新たに開催

「横浜市招待国際ピアノ演奏会」は、常に新しい文化を取り入れ発信してきた横浜にふさわしく、世界中から将来を嘱望される才能を発掘し、広く紹介することを目的としています。 国際的なピアニストであった故・山岡優子先生の、世界の芸術家たちを育てていこう、という強い熱意のもと、1982年に始まりました。これまでに紹介してきた新進気鋭のピアニストたちは28か国から199人。今や世界的アーティストとして活躍する錚々たる顔ぶれは、この演奏会が果たしてきた役割の大きさを実証しており、世界の若きピアニスト達の目標のひとつともなっています。 第43回は、フランス、ドイツ、日本、そして初めてタイから4人のピアニストを迎えて開催します。

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公演情報

日時 2025年11月16日(日) 15:00開演(14:20開場)
会場 大ホール
出演 ピアノ:サン・ジッタカーン(タイ)
ピアノ:ジャン=ポール・ガスパリアン(フランス)
ピアノ:ヨナス・ アウミラー(ドイツ)
ピアノ:田所光之マルセル(日本/フランス)
曲目 ●サン・ジッタカーン
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
シューマン:交響的練習曲 Op.13
●ジャン=ポール・ガスパリアン
ドビュッシー:版画
ババジャニアン:6つの描写
リスト:ヴェルディのオペラ「トロヴァトーレ」のミゼレレによる演奏会用パラフレーズ S.433 R.266
●ヨナス・ アウミラー
ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
ショパン:3つのマズルカ Op.56
ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39
●田所光之マルセル
リスト:超絶技巧練習曲 S.139 R.2b より
第3番「風景」S.139/3/第4番「マゼッパ」S.139/4/第7番「エロイカ」S.139/7
第8番「荒野の狩」S.139/8/第12番「雪あらし」S.139/12 他
料金 全席指定
一般:5,000円
65歳以上の方:4,500円
大学生・障がい者手帳をお持ちの方*:2,500円
高校生以下:2,000円

*横浜みなとみらいホールチケットセンター電話・窓口のみ取り扱い
未就学児入場不可
主催横浜みなとみらいホール(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
共催横浜市
後援一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会
助成文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業)
企画:横浜市招待国際ピアノ演奏会企画委員会
協賛ヤマハ株式会社、日本ゾーディアック株式会社、株式会社ランディックス、新井鷗子
チケットお取り扱い ※車椅子席をご希望の方は、横浜みなとみらいホールチケットセンター(電話・窓口)にてお申込みください。
お問合せ 横浜みなとみらいホールチケットセンター :045-682-2000
営業時間:電話 10:00~17:00/窓口 11:00~19:00 ※2025年10月1日より11:00~18:00
(休館日・保守点検日を除く)

小学生~18歳以下のお子様 無料ご招待!(限定枚数)

同伴の19歳以上の方は、お子様の人数に応じて通常の一般料金の半額でご購入いただけます。

7月26日(土)より受付開始
       電話 10:00~
       窓口 11:00~


※詳細はこちらをご覧ください。

助成:令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業

出演者プロフィール
サン・ジッタカーン(ピアノ)
ベルギー紙『ラ・リーブル・ベルジーク』から「霊感と明確なビジョンをそなえた詩人」と称えられたジッタカーンは、2018年にジュネーヴ 国際音楽コンクールで第3位に輝いた。また同コンクール、モルジュ(スイス)のパデレフスキ財団、ビドゴシチ(ポーランド)のパデレフスキ国際ピアノ・コンクールが共同で贈るパデレフスキ賞の初受賞者となった。2016年、マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール にて審査員満場一致で賞を授与され、ブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールではセミファイナリストに選出された。スイス・ロマンド管弦楽団と共演した協奏曲の演奏録音は、ブレゲ社の支援のもとジュネーヴ・コンクール・レーベルからリリースされた。 またソリストとして、AMAA交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団、オバーリン管弦楽団、王立バンコク交響楽団、タイ・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。オバーリン音楽院のモニク・デュフィルのもとで学士号を取得後、ジュリアード音楽院修士課程でジェローム・ローウェンタールとハン = カン・チェンに師事。後にジョージ・W. マイルス・フェローとしてイェール大学修士課程を修了し、現在も同大学でチェンの指導を受けている。
©Wojciech Grzedzinski
ジャン=ポール・ガスパリアン(ピアノ)
「大家」(『ル・モンド』紙)、「果てしない想像力をもつ音楽家」(『グラモフォン』誌)と評されたガスパリアンは、すでに6枚のアルバムを発表しており、最新盤『Origins』(ナイーヴ)は『ディアパゾン』誌の金賞に輝いた。2014年、ヨーロッパ・ピアノ・コンクール・ブレーメンで優勝。2020年、 グシュタード(スイス)のソメ・ミュジコ音楽祭でティエリー・シェルツ賞を贈られ、ベルン交響楽団とCD『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2 番&ババジャニャン : 英雄のバラード』を録音する機会を得た。翌年、仏ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク賞にノミネート。ソリストとし て、ニュルンベルク交響楽団、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団、アルメニア国立交響 楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団等と共演。2023年、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団との共演で、ハワード・ショアの《Ruin & Memory》をフランス初演した。1995年生まれ。パリ国立高等音楽院でオリヴィエ・ギャルドン、ジャック・ルヴィエ、ミシェル・ベロフ、クレール・デゼール、ミシェル・ダルベルトに師事。エリソ・ヴィルサラーゼとタチアナ・ゼリクマンのマスタークラスも受講。
©Thenappan Chinnaiah
ヨナス・アウミラー(ピアノ)
第3回ヨハネス・ブラームス国際ピアノ・コンクール(デトモルト、ドイツ)で優勝。第12回浜松国際ピアノ・コンクールでは第2位に輝いた。第27 回リナ・サラ・ガロ国際ピアノ・コンクール(イタリア)にて第2位および3つの特別賞を獲得。第8回仙台国際音楽コンクールでは第2位および 聴衆賞を受賞。ヴェルビエ音楽祭(スイス)ではタボール財団賞を贈られた。ミュンヘンで生まれ、7歳の時に初めてピアノのレッスンを受け た。トレント・フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ音楽院(イタリア)でマッシミリアーノ・マイノルフィに師事し、音楽学士号を首席 で取得。2018年からは、ニューヨークのジュリアード音楽院、次いでクリーヴランド音楽院にて、世界的ピアニスト・教育者として名高いセ ルゲイ・ババヤンのもとで更なる研鑽を積んでいる。クリーヴランド音楽院では音楽修士号を取得後、2024年5月にアーティスト・ディプロ マおよび「ホープ&スタンリー・アデルシュタイン作曲演奏優秀賞」を授けられた。アウミラーは、敬愛する19・20世紀のピアニストたちの伝 統にならって、オーケストラ作品やオルガン作品をみずからピアノ独奏用に編曲し、定期的に自身のリサイタルで演奏している。
©HIPIC
田所光之マルセル(ピアノ)
2021年のモントリオール国際音楽コンクールでファイナリストに選出され、2022年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで ジョン・ジョルダーノ審査員長特別賞、サンタンデール国際ピアノ・コンクールで第3位を受賞。これまで、読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、フォートワース交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団等と共演。日本 人の父とフランス人の母の間に生まれ、多様な文化の中で育った幼少期は、田所の音楽観に多大な影響を与えた。名古屋市立菊里高等 学校音楽科卒業後、パリ国立高等音楽院に満場一致の首席で入学。同時期にドビュッシー国際コンクールで第2位に輝く。ジャン = フラ ンソワ・エッセール、フローラン・ボファールに師事し、同音楽院ピアノ科を卒業。続いて同音楽院修士課程を修了。その後、パリのエコール・ノルマル音楽院に奨学生として入学し、レナ・シェレシェフスカヤのもとで更なる研鑽を積んでいる。オリヴィエ・ギャルドン、 マルク・ラフォレ、エフゲニ・ボジャノフ、海老彰子らからも教えを受けている。デビュー盤『ヘンゼルト : エチュード全曲集』(ナクソス) を2025年にリリース。
©Shigeto Imura