ミュージック・イン・ザ・ダーク®
~闇に響く音~

主催・共催公演

暗闇の中、ステージと客席とで共有される未知の音楽体験

誰もが「何も見えない」という同じ条件で音と向き合い、視覚に障がいのある演奏家とない演奏家が織りなす、新しいコンサート体験が生まれます。照明をすべて消した漆黒の空間で五感を研ぎ澄ますとき、音は深く響き、普段は見過ごしていた音の表情や旋律に潜むメッセージを全身で感じ取る。「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」は、共生社会を考えるきっかけを創り出す特別な音楽の旅。藤原道山を筆頭に実力派アーティストたちが、私たちの感覚に直接語りかけます。

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公演情報

日時 2026年2月7日(土) 15:00開演(14:15開場)
会場 小ホール
出演 尺八:藤原道山
箏:澤村祐司
パーカッション:神田佳子
尺八アンサンブル:風雅竹韻(藤原道山・柴 香山・田辺恵山・風間禅寿・村澤寶山)
ソプラノ:小汐唯菜
曲目 アメイジンググレイス
宮城道雄:春の海
宮城道雄:ロンドンの夜の雨
中尾都山:鶴の巣籠
三宅一徳:渦龍の舞
小林愛雄 作詞・宮城道雄 作曲:紅薔薇
神田佳子:尺八はミラクル
藤原道山:東風
山田耕筰メドレー(加藤昌則 編曲):からたちの花~この道~待ちぼうけ~あわて床屋~ペチカ
料金 全席指定
一般:4,000円
大学生・65歳以上・障がい者手帳等※をお持ちの方 ◆:3,500円
高校生以下:3,000円
ペア券(障がい者手帳等(※)をお持ちの方と介助者1名の並び席) ◆:7,000円

◆横浜みなとみらいホールチケットセンター電話及び窓口のみの取扱い
※対象の手帳:身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳
主催横浜みなとみらいホール(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
協力東京藝術大学、横浜能楽堂
助成文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等活性化機能強化推進事業 [地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業])|独立行政法人日本芸術文化振興会
神奈川県マグカル展開促進補助金
チケットお取り扱い ※車椅子席をご希望の方は、横浜みなとみらいホールチケットセンター(電話・窓口)にてお申込みください。
お問合せ 横浜みなとみらいホールチケットセンター :045-682-2000
営業時間:電話10:00~17:00/窓口11:00~19:00(休館日・保守点検日を除く)
※2025年10月からチケットセンター 窓口営業時間は11:00~18:00に変更いたします

視覚に障害のあるお客様のための「鑑賞ガイド」「鑑賞サポート」


◎鑑賞ガイド

2月7日(土)公演当日の開演前(14:00~14:25)、視覚に障がいがあるお客様を対象にコンサートをよりお楽しみいただくためのガイドを実施いたします。
実際に楽器に触れていただく楽器体験などを予定しております。
※ご希望の場合は、チケットご予約の際にご一緒にお申込みください。(参加無料/参加人数制限あり)

◎鑑賞サポート

公演当日は下記の鑑賞サポートをご用意いたします。
■点字プログラム
■大文字プログラム(黒地に白文字、白地に黒文字)
■音声コード付プログラム
■レーザ網膜投影視覚支援機器(※)

レーザ網膜投影視覚支援機器(※)

弱視者(ロービジョン者)といった見えづらさを感じている方の視覚を支援する手持ち型の視覚支援機器「RETISSA ON HAND(レティッサ オン ハンド)」を使用します。
スイッチを入れて覗くだけで、内蔵カメラからの映像を視野角60度で網膜投影。最大7倍のズーム機能があり、舞台を拡大して楽しむことができます。
また、明るさの調整、グレースケール表示、白黒反転、映像の一時停止などが可能です。

※ご使用希望の方は、事前にこちら(YouTube)をご確認ください。
※見え方には個人差があります。
※貸し出しは、公演当日の会場にて行います。【事前申込不要】
※貸出機器は数に限りがございます。予めご了承ください。

◎その他バリアフリー

さまざまなお客様に安心してご来場いただくための各種設備とサービスについては、こちら(ウェブサイトの「バリアフリー」ページ)をご確認ください。

 ご家族・介助者のためのご来場ガイド1806KB

出演者プロフィール
藤原道山(ふじわら・どうざん|尺八)
初代山本邦山(人間国宝)に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業、同大学院音楽研究科修了。平成30年度文化庁芸術祭優秀賞、令和2年度(第71回)芸術選奨 文部科学大臣賞、第5回服部真二音楽賞他受賞。伝統音楽の演奏活動及び研究を行うと共に、「KOBUDO -古武道-」等のユニット活動のほか、舞台音楽、音楽監修など多岐な活動を展開中。2025年はデビュー25周年を迎え、東京藝術大学奏楽堂にて山田和樹氏(指揮者)と藝大フィルハーモニア管弦楽団を迎え記念コンサートを企画。 現在、公益財団法人都山流尺八楽会所属・竹琳軒大師範。都山流道山会主宰。日本三曲協会会員。生田流箏曲彌生会音楽顧問。東京藝術大学副学長・音楽学部准教授。美幌観光物産大使(北海道) 

澤村祐司(さわむら・ゆうじ|箏)
生田流箏曲宮城社大師範 金津千重子に師事。東京藝大を経て同大学院修了。古典等の演奏の他、作編曲にも取り組む。「第2回 八橋検校日本音楽コンクール」八橋検校賞、「第19回 くまもと全国邦楽コンクール」優秀賞授賞。2015年 18年にリサイタル開催。ダンサー森山開次演出による創作舞「HAGOROMO」 「雨ニモマケズ」で能楽師 津村禮次郎氏と共演。朗読ミュージカル「山崎陽子の世界」に演奏と作曲で参加、有馬稲子氏 小山明子氏と共演。熊本県立松橋西支援学校の校歌作曲。箏・三絃・尺八による大合奏「月三章」を作曲。宮城社師範。(株)セールスフォース・ジャパン所属アーティスト。筑波大学附属視覚特別支援学校非常勤講師。詩と音楽のVOICE SPACE 代表。点字楽譜利用連絡会 副代表。

神田佳子(かんだ・よしこ|パーカッション)
東京藝術大学卒業及び同大学院修了。ドイツ:ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会で奨学生賞を受賞。これまでに、ソリストとしてオーケストラとの共演や、国内外の音楽祭への参加の他、多くの作曲家の作品を初演、共同作業も多く行ってきた。正倉院復元楽器の演奏やジャズミュージシャンとの共演等、時代やジャンルを超えた打楽器演奏の可能性にアプローチしている。数多くのCM、TV音楽などのレコーディングなどに参加し、テレビ朝日「題名のない音楽会」などにも出演。また、作曲家としても継続的に活動を行なっており、作品は国内外で演奏されている。アンサンブル・コンテンポラリーα、東京現音計画のメンバー。

風雅竹韻(ふうがちくいん|尺八アンサンブル)
藤原道山・柴 香山・田辺恵山・風間禅寿・村澤寶山
尺八演奏家 藤原道山を中心に若手演奏家と共に2016年に大阪・いずみホールで開催されたコンサートを皮切りに活動をスタート。これまでに北九州響ホール、浜離宮朝日ホールなど日本有数のホールにて一糸乱れぬアンサンブル、尺八の持つ可能性を追求する芳醇な響きを披露。これまでにテレビ朝日「題名のない音楽会」や、NHK「にっぽんの芸能」などに出演。2018年7月には浜離宮朝日ホールにて2年連続で収録されたライブ盤CDをリリース。

小汐唯菜(こしお・ゆいな|ソプラノ)
現在大学3年生で点字ユーザー。2021年9月東京2020パラリンピック閉会式にキャストとして出演し、「What a wonderful world」のソロパートを歌唱。 2025年3月には、地元である千葉県船橋市でソロコンサートを初開催。ソロコンサートの開催を記念して、寄付を募ってのCD作成に取り組んでいる。他にも、チャリティーコンサートやミュージカルなど多数出演。声楽を小野山幸夏氏、長島剛子氏に師事。筑波大学附属視覚特別支援学校高等部音楽科を卒業後、国立音楽大学で声楽を専攻している。