横浜芸術アクション事業
山根一仁 上野通明 北村朋幹 ピアノ・トリオの夕べ

主催・共催公演
自由に発露する感情 卓抜した技巧 ぴたりと重なる音楽
才気に満ちたピアノ・トリオ!

公演情報

日時 2017年3月20日(月・祝) 18:00開演(17:30開場)
会場 小ホール
出演 ヴァイオリン:山根一仁
チェロ:上野通明
ピアノ:北村朋幹
Violin:Kazuhito Yamane
Cello:Michiaki Ueno
Piano:Tomoki Kitamura
曲目 M.ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
Maurice Ravel: Piano Trio in A minor
P.チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出のために」Op.50
Pyotr Tchaikovsky:Piano Trio in A minor, Op.50
料金 全席指定
一般:3,500円
学生:1,500円

※Miraist Club(横浜みなとみらいホール友の会)会員:10%割引
※65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方:各席種5%割引 [横浜みなとみらいホールチケットセンター(045-682-2000)のみ取扱い]
※未就学のお子さまのご入場はご遠慮ください。
主催横浜みなとみらいホール(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
共催横浜アーツフェスティバル実行委員会
チケットお取り扱い 神奈川芸術協会 045-453-5080
e+(イープラス)http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407
備考 支援:平成28年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業

公演紹介:
 2016年度最後の主催公演は、私がここ数年、共に歩んできたアーティスト達、ヴァイオリンの山根一仁、ピアノの北村朋幹、チェロの上野通明によるピアノ・トリオのコンサートをお届けする。
 横浜出身の山根にとって、この横浜みなとみらい小ホールは、幾度となく舞台を踏んだ、いわばホームグラウンド。思い出の詰まったホールでの気の合う仲間とのトリオということで、今回は当初から意欲満々。それがプログラムにも色濃く反映されている。日本人離れした独創性と鋭敏な切れ味を持つ山根が、センスの塊のようなラヴェルと濃厚なロマンティシズムのチャイコフスキーとを、心通う仲間とどう創りあげるかが楽しみだ。
 山根と桐朋学園の同級生でもある上野通明は、日本チェロ界期待の星。同時に早くから山根や毛利文香らとクァルテットを組んで活動するなど室内楽への関心も極めて高い。若さに似合わず、楽譜を音にする感性の柔軟さが大きな特徴だろう。熱いパッションは内に秘め...という感じもいかにもチェリストらしい。子供の頃に住んでいたスペインでの感覚、その光と翳への感性が、ラヴェルの作品にどのように活かされるかも楽しみにしている。
 最年長である(といってもまだ25歳だが)北村とは既に10年近く一緒に仕事をしているが、日本人ピアニストの中で、知性と感性とが高い次元で融合されたアーティストだ。両者のバランスが素晴らしい。その北村にとっては、極めて異例なレパートリーとなるチャイコフスキー、それも〈偉大な芸術家の思い出のために〉が今回チョイスされた。北村の音楽的志向からするとかなりレアな取り組み、もしかしたら2度と弾かない曲となるかもしれない。それだけにチャイコフスキーファンはもとより、北村ファンにとっても、興味深く聴き逃せないコンサートと言えよう。
 彼らとのリハーサルはいつも極めて楽しく充実している。4人で音楽を作り上げていく時間は、私にとってもかけがえのない創造のエネルギーの源。果たして今回はどんなコンサートに仕上がるだろう。お楽しみに。
≪プロデューサー:西巻正史≫
お問合せ ホールチケットセンター :045-682-2000