The flow of time with Lucy Ⅰ
三浦はつみ オルガン・リサイタルルーシーとの対話―惜別のとき―
主催・共催公演
光のオルガン、ルーシー
ホールオルガニストに着任した時、ただオルガンを弾くことしかできなかった私が、23年ものあいだホールのスタッフとともに様々なオルガン事業を展開して来られたのは、オルガン"ルーシー"（「光」というラテン語に由来する）がその名のとおり私の進む道をいつも明るく照らしてくれていたからでしょう。
今年、私たちはいまだかつてない苦しみを経験しました。大勢の人が病に倒れ、多くの命が失われ、長い間不自由な生活を強いられました。何もできない日々のなか私はこのコンサートについて思いを巡らし、「死と再生」をテーマにしようと考えました。
前半はハ短調の重厚なJ. S. バッハの自由作品と、死者を極楽浄土へと導く坂本日菜作曲《九品来迎図IV》を。後半はキリストの復活を祝うイースターのグレゴリオ聖歌をもとにしたC.-M. ヴィドールのオルガン交響曲。ルーシーが奏でる歓喜のファンファーレで演奏を締めくくりたいと思います。ルーシーの輝かしい響きが聴いて下さるみなさまの心を応援してくれるのではないかと思っています。
私は今年12月をもってホールオルガニストを退き、この素晴らしいバトンを次の世代に委ねることに致しました。来年から始まる大規模修繕ののち、お化粧直しをしたルーシーと新ホールオルガニストが照らしてくれる新しいオルガンの世界を、みなさまとともに楽しみに待ちたいと思います。
三浦はつみ
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公演情報
| 日時 | 2020年11月18日（水） 19:00開演（18:20開場） |
|---|---|
| 会場 | 大ホール |
| 出演 |
オルガン：三浦はつみ ソプラノ：共演：田中綾乃 |
| 曲目 |
J. S. バッハ：前奏曲とフーガ ハ短調 BWV 546 坂本日菜：八木重吉の４つの詩による《涙の日》（初演） 坂本日菜：九品来迎図 其之肆 C-M. ヴィドール：オルガン交響曲第10番 ニ長調 「ローマ風」 |
| 料金 |
全席指定
一般：2,500円 Miraist Club（横浜みなとみらいホール友の会会員）2,000円 学生・65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方 2,000円※ ※横浜みなとみらいホールチケットセンター窓口及び電話のみ取扱い |
| 主催 | 横浜みなとみらいホール（公益財団法人横浜市芸術文化振興財団） |
| 助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金（劇場・音楽堂等機能強化推進事業）｜独立行政法人日本芸術文化振興会 |
| チケットお取り扱い |
|
備考 |
《パイプオルガンと横浜の街 YOKOHAMA MINATO MIRAI HALL ORGAN COLLECTION 2020 》参加事業 |
| お問合せ | 横浜みなとみらいホールチケットセンター
：045-682-2000
窓口 11：00～19：00 電話 10：00～17：00 |