コラム
「第42回横浜市招待国際ピアノ演奏会」出演者よりコメントが到着!
2024年11月5日 (火)
11月16日(土)に「第42回横浜市招待国際ピアノ演奏会」が開催されます。
この演奏会は、1982年より将来を嘱望される若き才能を紹介し続けてきた、歴史あるピアノフェスティバルです。
今年の出演者であり国際的に活躍するピアニスト4名に、①日頃の活動内容、②好きなレパートリーや作曲家、③本演奏会に参加するきっかけ、④みなさんに向けてメッセージ、の4つのご質問にお答えいただきました。来日前に4名の素顔をのぞくことができる内容となっています。
ぜひご覧ください!
タチアナ・ドロホヴァ
① 日頃の活動や近年、力を入れて取り組んでいる活動を教えて下さい。
以前はモスクワ国立音楽院で助教授として6歳から26歳までの生徒を教えていましたが、2023年に世界最高のピアニストの1人に師事するため、アメリカに移住することを決めました。今は彼のもとで勉強し、できる限り多くのことを吸収しようと努めています。
いくつかのプロジェクトに取り組み、CDをリリースする準備をしています。さらに、ベートーヴェン作曲のソナタと協奏曲を全曲収録するという夢も追い続けています。
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
好きなレパートリーを選ぶのはいつも難しいですが、J.S.バッハ、ベートーヴェン、プロコフィエフの音楽にはいつも魅了されます。彼らの音楽を聴いているといつもわくわくしますし、彼らが書いた曲なら何でも演奏する気持ちになります。 ただ最近は、ブラームスの音楽にも同じことを感じるようになってきました。
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
ハイレベルな音楽家たちから成る素晴らしいチームに加わり、素晴らしい国を再び訪れ、素晴らしい観客と私の音楽を分かち合いたいという強い願いがあったからです。
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
ベートーヴェン《交響曲第9番》を日本のアマチュア合唱団が演奏したのを見た時にとても驚きました。それはクラシック音楽に対する並々ならぬ愛情と深い理解の表れでした。音楽への愛情が深い日本のみなさんの前で演奏することは、大きな責任を感じます。この演奏会では、プロコフィエフの《ロメオとジュリエット》のアイデア、美しさ、ユーモア、ドラマ、優しさ、力強さをお届けできるようベストを尽くしたいと思います。
以前はモスクワ国立音楽院で助教授として6歳から26歳までの生徒を教えていましたが、2023年に世界最高のピアニストの1人に師事するため、アメリカに移住することを決めました。今は彼のもとで勉強し、できる限り多くのことを吸収しようと努めています。
いくつかのプロジェクトに取り組み、CDをリリースする準備をしています。さらに、ベートーヴェン作曲のソナタと協奏曲を全曲収録するという夢も追い続けています。
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
好きなレパートリーを選ぶのはいつも難しいですが、J.S.バッハ、ベートーヴェン、プロコフィエフの音楽にはいつも魅了されます。彼らの音楽を聴いているといつもわくわくしますし、彼らが書いた曲なら何でも演奏する気持ちになります。 ただ最近は、ブラームスの音楽にも同じことを感じるようになってきました。
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
ハイレベルな音楽家たちから成る素晴らしいチームに加わり、素晴らしい国を再び訪れ、素晴らしい観客と私の音楽を分かち合いたいという強い願いがあったからです。
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
ベートーヴェン《交響曲第9番》を日本のアマチュア合唱団が演奏したのを見た時にとても驚きました。それはクラシック音楽に対する並々ならぬ愛情と深い理解の表れでした。音楽への愛情が深い日本のみなさんの前で演奏することは、大きな責任を感じます。この演奏会では、プロコフィエフの《ロメオとジュリエット》のアイデア、美しさ、ユーモア、ドラマ、優しさ、力強さをお届けできるようベストを尽くしたいと思います。

ガブリエーレ・ストラータ
① 日頃の活動や近年、力を入れて取り組んでいる活動を教えて下さい。
日常的にピアノの練習をするほかに、心と体のバランスを保つためにヨガを楽しんでいます。
読書と旅も大好きで、どちらもコンサートピアニストという職業にぴったりです!
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
ショパンの音楽は私の心に直接語りかけてきますし、ステージ上で最も自由にさせてくれる作曲家なので、ショパンが作った音楽にほれ込んでいます。しかしながら、バロック音楽から現代の音楽まで、あらゆる音楽表現を愛しています!
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
コンサート出演のご連絡をいただいたときは、とてもうれしかったです。
日本に行くことは念願だったので、夢が叶って大変感謝しています!
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
チャイコフスキーの《グランド・ソナタ》は、コンサートではあまり聴くことができない作品ですが、思い入れの強い作品です。
みなさんも私と同じようにこの曲を愛してくださることを願っています!
日常的にピアノの練習をするほかに、心と体のバランスを保つためにヨガを楽しんでいます。
読書と旅も大好きで、どちらもコンサートピアニストという職業にぴったりです!
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
ショパンの音楽は私の心に直接語りかけてきますし、ステージ上で最も自由にさせてくれる作曲家なので、ショパンが作った音楽にほれ込んでいます。しかしながら、バロック音楽から現代の音楽まで、あらゆる音楽表現を愛しています!
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
コンサート出演のご連絡をいただいたときは、とてもうれしかったです。
日本に行くことは念願だったので、夢が叶って大変感謝しています!
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
チャイコフスキーの《グランド・ソナタ》は、コンサートではあまり聴くことができない作品ですが、思い入れの強い作品です。
みなさんも私と同じようにこの曲を愛してくださることを願っています!

三浦謙司
① 日頃の活動や近年、力を入れて取り組んでいる活動を教えて下さい。
常に好奇心を保ち続ける努力をしています。
ここ数年で神経科学、進化生物学、天体物理学、人工知能などにハマり、たくさんのレクチャーを聞いたり本を読んだりしました。
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
モーツァルトやブラームスは常に心に近い作曲家です。
また誰にも知られていないような作曲家や作品を探すのも大好きです。
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
世界中から4人のピアニストが招待され、様々な背景をもった人たちと出会えるからです。
そして横浜の子供たちと触れ合う時間がとれるのも良いなと思いました。
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
4人の個性がそれぞれ光る演奏会になると思います。どこで生まれ育っても、素晴らしい音楽を通して繋がりがある。
そんな気持ちを皆様と共有出来たら嬉しいです。大好きな街、横浜で再び演奏出来ることを嬉しく思います。
是非、会場でお会いしましょう。
常に好奇心を保ち続ける努力をしています。
ここ数年で神経科学、進化生物学、天体物理学、人工知能などにハマり、たくさんのレクチャーを聞いたり本を読んだりしました。
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
モーツァルトやブラームスは常に心に近い作曲家です。
また誰にも知られていないような作曲家や作品を探すのも大好きです。
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
世界中から4人のピアニストが招待され、様々な背景をもった人たちと出会えるからです。
そして横浜の子供たちと触れ合う時間がとれるのも良いなと思いました。
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
4人の個性がそれぞれ光る演奏会になると思います。どこで生まれ育っても、素晴らしい音楽を通して繋がりがある。
そんな気持ちを皆様と共有出来たら嬉しいです。大好きな街、横浜で再び演奏出来ることを嬉しく思います。
是非、会場でお会いしましょう。

(c)Harald Hoffmann
オルランド・バス
① 日頃の活動や近年、力を入れて取り組んでいる活動を教えて下さい。
2018年以降、作曲活動は私の日々の芸術生活において、ますます大きな位置を占めるようになり、今日では自分が演奏家なのか作曲家なのか区別がつかないほどです。
どちらの活動も影響を与え合っていて、他の作曲家の音楽を前にすると、作曲家の視点から見ようとせずにはいられないですし、作曲中は、その音楽が演奏者にどんな考え方、心理、身体性を伝えるのかを常に意識するよう努めています。
最近は“Veränderung”(変身)という概念に夢中になり、他の作曲家の作品から音楽的な素材を取り出し、その素材を認識できなくなるまで歪めることを楽しんでいます。これは時間があらゆるものを変化させ、解体し、破壊していることを暗喩していて、音楽の流れや芸術の傾向全般がアーティストの世代を超えて、どのように歪み、進化、複雑化し、根本的に変化していくかということも示しています。
他にも、最近は珍しいビールと不条理なコメディを楽しんでいます。
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
様々な時代や地域の作曲家たちが、膨大な喜びを与えてくれるので、1番好きなレパートリーや作曲家を決定するのは難しいです。
私は、リサイタルは美術展のキュレーションと同じように考えるべきで一貫性が重要だと思います。テーマ的なつながりが示されることで、様々な作品を結びつけられるかもしれません。回顧展において1つの存在の進展に焦点を当てるように、コンサートでは1人の作曲家に敬意を表し、その生涯をたどるかもしれません。
11月16日に演奏予定の、J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》など、コンサート全体を占めてしまうような壮大な作品を演奏することも好きです。 他にも、例えば、J.S.バッハ《フーガの技法》やベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》などが演奏されると、通常のクラシック・コンサートというよりは、何か特別なイベントであったような印象を観客に与えると思います。
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
新たな観客の前で演奏することはいつも喜びで、日本という土地に足を踏み入れたことがない私にとっては心が浮き立つようです!
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
日本での初演奏の機会を頂き光栄です。
異文化からは常に学びがあり、どんな発見があるかとても楽しみです!
2018年以降、作曲活動は私の日々の芸術生活において、ますます大きな位置を占めるようになり、今日では自分が演奏家なのか作曲家なのか区別がつかないほどです。
どちらの活動も影響を与え合っていて、他の作曲家の音楽を前にすると、作曲家の視点から見ようとせずにはいられないですし、作曲中は、その音楽が演奏者にどんな考え方、心理、身体性を伝えるのかを常に意識するよう努めています。
最近は“Veränderung”(変身)という概念に夢中になり、他の作曲家の作品から音楽的な素材を取り出し、その素材を認識できなくなるまで歪めることを楽しんでいます。これは時間があらゆるものを変化させ、解体し、破壊していることを暗喩していて、音楽の流れや芸術の傾向全般がアーティストの世代を超えて、どのように歪み、進化、複雑化し、根本的に変化していくかということも示しています。
他にも、最近は珍しいビールと不条理なコメディを楽しんでいます。
② 好きなレパートリーや作曲家を教えてください。
様々な時代や地域の作曲家たちが、膨大な喜びを与えてくれるので、1番好きなレパートリーや作曲家を決定するのは難しいです。
私は、リサイタルは美術展のキュレーションと同じように考えるべきで一貫性が重要だと思います。テーマ的なつながりが示されることで、様々な作品を結びつけられるかもしれません。回顧展において1つの存在の進展に焦点を当てるように、コンサートでは1人の作曲家に敬意を表し、その生涯をたどるかもしれません。
11月16日に演奏予定の、J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》など、コンサート全体を占めてしまうような壮大な作品を演奏することも好きです。 他にも、例えば、J.S.バッハ《フーガの技法》やベートーヴェン《ディアベリ変奏曲》などが演奏されると、通常のクラシック・コンサートというよりは、何か特別なイベントであったような印象を観客に与えると思います。
③ 今回の演奏会へ出演してみたいと思ったきっかけは何ですか?
新たな観客の前で演奏することはいつも喜びで、日本という土地に足を踏み入れたことがない私にとっては心が浮き立つようです!
④ みなさんに向けてメッセージをお願いします!
日本での初演奏の機会を頂き光栄です。
異文化からは常に学びがあり、どんな発見があるかとても楽しみです!

(c)Jean-Baptiste Millot
第42回横浜市招待国際ピアノ演奏会
2024年11月16日(土) 15:00開演(14:30開場)小ホール
■出演者・曲目
・タチアナ・ドロホヴァ
プロコフィエフ:ロミオとジュリエットからの10の小品 Op.75
・ガブリエーレ・ストラータ
ショパン:ノクターン Op.15 No.3
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ(大ソナタ)Op.37
・三浦謙司
メンデルスゾーン:3つの旋律 Op.4
ブラームス:7つの幻想曲集 Op.116
・オルランド・バス
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
■料金
全席指定 一般:4,800円
65歳以上の方:4,500円
学生・障がい者手帳をお持ちの方:2,500円
未就学児入場不可
■詳細はこちら(第42回横浜市招待国際ピアノ演奏会 特設サイト)
2024年11月16日(土) 15:00開演(14:30開場)小ホール
■出演者・曲目
・タチアナ・ドロホヴァ
プロコフィエフ:ロミオとジュリエットからの10の小品 Op.75
・ガブリエーレ・ストラータ
ショパン:ノクターン Op.15 No.3
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ(大ソナタ)Op.37
・三浦謙司
メンデルスゾーン:3つの旋律 Op.4
ブラームス:7つの幻想曲集 Op.116
・オルランド・バス
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
■料金
全席指定 一般:4,800円
65歳以上の方:4,500円
学生・障がい者手帳をお持ちの方:2,500円
未就学児入場不可
■詳細はこちら(第42回横浜市招待国際ピアノ演奏会 特設サイト)
