レポート

試聴ラウンジ 第3回・第4回「文豪 大佛次郎の音楽館 SPレコード徹底試聴」を開催しました

2016年10月26日 (水)

友の会みらいすとクラブが、1015日(土)と16日(日)に音楽講座《試聴ラウンジ》をレセプションルームで開催しました。

眺望が魅力のレセプションルームをレコード喫茶に見立て、最高水準のオーディオをしつらえた音楽講座です。

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前回に続き、講座が始まる前にウェーターが茶菓をサービス。今回は華やかなムースやゼリーなども喫茶メニューに加わりました。

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横浜出身の作家・大佛次郎は熱心なクラシック音楽愛好家でした。彼が蒐集した貴重なレコードは大佛 次郎記念館(横浜市中区)に収蔵されています。それらを借用してデジタル音源にして試聴しました。

 

この2日間、レコード喫茶に来店してもらった音楽の専門家は、音楽学者の西原稔さんです。大佛次郎に関する資料を探り、そして彼が愛した音楽家と作品をSPレコードでたどると、執筆活動ともつながる大佛次郎の面白い人物像が見えてきました。

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試聴した作品は次のとおりです。

 

◆ドビュッシー/「アラベスク第 1 番」 演奏:マルグリット・ロン、

        子供の領分 演奏:アルフレッド・コルトー

◆ラヴェル/「ボレロ」 指揮:ラヴェル、ソナチネ 演奏:アルフレッド・コルトー

◆ファリャ/「はかなき人生」 アルベルト・ウォルフ指揮 ベルリン・フィル

◆ショパン/ポロネーズ変イ長調「英雄」  演奏:アルフレッド・コルトー

◆シューマン/「ピアノ三重奏曲第 1 番」 演奏:コルトー、カザルス、ティボー

◆ガーシュイン/「ラプソディ・イン・ブルー」 演奏:ポール・ホワイトマン・オーケストラ

◆ストラヴィンスキー/「ペトルーシュカ」 ストラヴィンスキー指揮 シンフォニー・オーケストラ

◆ボロディン/「中央アジアの平原にて」 アルベルト・ウォルフ指揮 ラムルー管弦楽団

◆リムスキー=コルサコフ/「露西亜の復活祭序曲」 ストコフスキー指揮 フィラデルフィア響

◆ヴェルデイ/「トラヴィアータ」 トスカニーニ指揮 ニューヨーク・フィル

 

※抜粋して試聴しました。

 

眺望が魅力のレセプションルームを「レコード喫茶」に見立て、喫茶メニューを楽しみながら音楽も知識も深められる音楽講座《試聴ラウンジ》。

後期は、最高水準のオーディオが本領発揮するプログラムです。美味しい喫茶メニューにも、引き続きご期待ください。

(みらいすとクラブ)